『最も勇気ある行為とは、最も困難なことに当たる行為である』2021/09/26(日)

今日、学んで感動したことをひとつ書きたいと思います。
親鸞聖人のお言葉で、なぜ生きる、の答えを表したものに、
『難思の弘誓は難度の海を度する大船、無碍の光明は無明の闇を破する慧日なり』
というお言葉があります。

このお言葉について『なぜ生きる』という本には、

 人はなんのために生まれ、生きているのだろうか。なぜ苦しくても自殺してはならぬのか。「人生の目的」は何か。
 親鸞聖人の答えは、ゆるぎなき確信と勇気を持って、簡潔であざやかである。
「苦しみの波の絶えない人生の海を、明るくわたす大船がある。その船に乗り、未来永遠の幸福に生きるためである」
 主著『教行信証』の冒頭に、つぎのように記されている。

ここにも書かれていますように、教行信証、という親鸞聖人の主著の一番最初に書かれていることです。

『親鸞聖人の答えは、ゆるぎなき確信を持って、簡潔で鮮やかである』

勇気がなぜ必要なのか。

『最も勇気ある行為とは、最も困難なことにあたる行為である』
『恐れを知ってしかもそれを恐れないものこそ、真の大勇気者である』
という言葉がありますように、最も難しいことに挑戦することが、
最も勇気ある行為である、ということです。

親鸞聖人も尊敬する、1300年前の中国の善導大師のお言葉に、

『自信教人信 難中転更難』
(自ら信じ、人に教えて信ぜしめることは、難きが中に、転た更に難し)
とありまして、人に仏法を教えることが最も難しいことなのだ、と言われています。

親鸞聖人は、善導大師のことを、

『善導独り仏の正意を明らかにされた』

と言われていますように、

本来言葉に表せない仏の正意を、
敢えて言葉に表して伝えてくださる方こそ、最も素晴らしい方であり、
本当の仏教を伝えてくださる先生を、仏教で善知識、と言いますから、
善知識こそが、真の大勇気者である、ということですね。

今日はそういうことを学ばせてもらいました。

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