『親しき仲にも礼儀あり』取り返しのつかない後悔を残さないために 2021/10/24(日)

『怒りは無謀に始まり、後悔に終わる』

今日は毎週日曜日にテンプルでやっている法話、勉強会の日でした。
朝は、アニメ世界の光親鸞聖人について
午後は、正信偈のお言葉で、大事なところを話をしています。

その後、メンバーの皆さんとともに、学ばせていただくご縁がありますが、今日は特に怒りの心の恐ろしさについて教えていただいたことが心に残りました。

お釈迦様の説かれた『大無量寿経』というお経がありますが、その中にもはっきりと、

世間の人民、夫婦、その他、一家の親類縁者は、お互いに愛し合って、互いに、敬愛して、尊重し合う、その夫婦が子どもを育てるのも、子どもの幸せを願ってのこと、決して、憎むとか、妬むということがあってはならない。お互いに足りない所を、分かち合い、助け合い、決して、欲の心、貪りの心を起こしてはならないよ、お互いに逆らい合ってはならないよ

と説かれているそうです。

しかし、一緒に暮らす家族は、ついつい腹の立つことを言う、怒りは、親しい者ほど、気を付けなければならない、

親しき仲に礼儀あり

は、古今東西を貫く真理ですね。

東京で、コロナのために、あるご主人が、会社に行けず、毎日家にいて、思ったほどの収入が入らず、未来いつまでこんな生活が続くのだろうとなる。
ある日、奥さんが、あなたの稼ぎが少なくなったので、窮屈な生活をしなければならないのよね、と言ったのが、主人の、胸に突き刺さって、奥さんを倒して、打って打って手で打ちまくって、奥さんが、頭を打って死んでしまった、という事件がありました。
コロナ殺人事件と言われていますが、コロナも恐ろしいですが、それがきっかけで起こる、人間の怒りの心の方がもっと恐ろしい、ということですね。

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