世界の国旗を尊重し、サムライとアニメとのコラボ
東京オリンピックも終わり、海外在住の日本人としては、日本選手の活躍。
そして、海外の選手たちの、日本政府やボランティアスタッフの方々への感謝の言葉。
選手村がすごく良かったなどの評価を聞くと、心から嬉しい気持ちでいっぱいです。
オリンピック関係のニュースを検索していますと、ワールドフラッグプロジェクト、というのがヒットしました。
サイトを読んでいくと、2019年末にリニューアルオープン、となっていますので、結構前からあったのかも知れません。
情報に疎くて、最近初めて知りました。
それぞれの国の国旗のデザイン、色合いを尊重し、侍のキャラクターに落とし込む、というプロジェクトですごく面白いと思いました。
キャラクターとともに、添えられている言葉も興味をそそります。
私の住んでいるアメリカは『一枚の絵は千語に値する』
行ったことがある国で言うと
●ベトナム『生きるとは呼吸することではない行動することだ』
●メキシコ『赤ちゃんはわきの下にトルタを挟めて持ってくる』
●韓国『始まりが半分だ』
●ブラジル『見ることは信じることだ』
●中国『理があれば勝ち理がなければ負ける』
友達がいる国で言うと、
●インドネシア『火のあるところから煙が来る。』
●チリ『今日はあなたのために明日は私のために』
●スペイン『善意と美しさは長続きしない』
●ボリビア『明日は今日ほどにいい日になる。』
●グアテマラ『水底は深くなるほど、より静かになる』
●ペルー『早起きした人は澄んだ水を得る』
●コロンビア『悪天候でもいい顔』
●カナダ『未来の未来は今にある!』
●ミャンマー『戦場に赴くまで、矢を射ってはならない』
●カンボジア『一滴、一滴が筒を満たす』
●ドイツ『敵が多ければ、誉れも多い』
●マレーシア『キュウリとドリアンのごとし!』
●スイス『笑顔は万病の特効薬である』
●フィリピン『静かなるものは危険である』
●イギリス『最高を望み、最悪に備えよ』
●スウェーデン『愛すること忘れること、そして、許すことは人生の三つの試練』
●フランス『鉄は熱いうちに打たねばならぬ』
●ラトビア『パンを切り分けたなら、元に戻すことはできない』
などです。
その中で、日本のキャラクターに添えられている言葉が、
『朝に紅顔あって夕べに白骨となる』
諸行無常を前面に出した、日本らしいメッセージだと思いますが、この言葉、誰のものか、ご存知でしょうか。
室町時代に活躍した、浄土真宗の八代目、蓮如上人のお言葉です。
有名な白骨の章にありますので、紹介しておきます。
それ、人間の浮生なる相をつらつら観ずるに、凡そはかなきものは、この世の始中終、幻の如くなる一期なり。されば未だ万歳の人身を受けたりという事を聞かず。一生過ぎ易し。今に至りて、誰か百年の形体を保つべきや。我や先、人や先、今日とも知らず、明日とも知らず、おくれ先だつ人は、本の雫・末の露よりも繁しといえり。されば、朝には紅顔ありて、夕には白骨となれる身なり。既に無常の風来りぬれば、即ち二の眼たちまちに閉じ、一の息ながく絶えぬれば、紅顔むなしく変じて桃李の装を失いぬるときは、六親・眷属集りて歎き悲しめども、更にその甲斐あるべからず。さてしもあるべき事ならねばとて、野外に送りて夜半の煙と為し果てぬれば、ただ白骨のみぞ残れり。あわれというも中々おろかなり。されば、人間のはかなき事は老少不定のさかいなれば、誰の人も、はやく後生の一大事を心にかけて、阿弥陀仏を深くたのみまいらせて、念仏申すべきものなり。
このお言葉についてお話ししたものを、Youtubeにあげてみましたので、良かったらみてください。
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