世界中からネットで集まる仏教世界大会 2021/10/16(土)

報恩講とは?

今週の土日は、親鸞聖人の報恩講です。
日本は、16日と17日でしたので、アメリカは、1日前の日付になり、15日と16日でした。

『報恩講』は、親鸞聖人がお亡くなりになった11月28日の前後で行われる、浄土真宗最大の行事です。

『報恩講』とは『ご恩に報いる集まり』ですが、コロナ禍であり、昨年からは、インターネットでウェブで開催され、世界各国50ヵ国近くから参加しています。
『報恩』のご恩とは、親鸞聖人から受けしご恩を言います。

では親鸞聖人からどんなご恩を受けているのか、
私はそんなご恩受けていませんよ、と思う人もあるかもしれません。

私のことでお話ししますと、

1、初めて私に声をかけて仏教を聞かせてくれた人がありました。
2、その人にも先輩があり、またその先輩にも先輩がありました。
3、それらの先輩に、仏教を伝えてくだされた先生がありました。
4、その先生にも先生があり、そのまた先生もあります。
5、それらの方々は、親鸞聖人が正しく教えを明らかにしてくだされたからこそ、正しく仏教を伝えてくだされたのです。

元をただせば、親鸞聖人が、正しい仏教を800年前に明らかにしてくださったからこそ、私自身も、人生の目的を知ることができましたし、今、仏教をご縁として世界中の人と繋がることができていると感謝せずにおれません。

報恩と懺悔は二つであって一つ

同時に、もっともっと多くの人に伝えねばならないことなのに、伝えられていないことへの懺悔をせずにおれません。

蓮如上人も『御文章』に何度もおっしゃっています。

●3帖目11通「毎年不闕」
『報恩講中において、悪き心中の通りを改悔懴悔して』

●4帖目 5通「中古已来」
『今月報恩講七昼夜のうちにおいて、各々に改悔の心を起して〜〜〜御影前に於て廻心懺悔して〜』

●4帖目 6通「三箇条」
『早く御影前に跪いて廻心懴悔の心を発して』

●4帖目 8通「八箇条」
『無宿善の機に至ては力及ばず。然りと雖も、無二の懴悔をいたし〜』
『この七箇日報恩講中に於ては、一人も残らず信心未定の未定のともがらは、心中を憚らず、改悔懴悔の心を発して』

報謝と懺悔は表裏一体なのだと知らされます。

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