天神地祇から頭を下げる無碍の一道 2021/11/02(火)

今日は、週一回のテンプルでの会合
そのあとは、メキシコのDさん、ウガンダのO君に話をしました。

メキシコのDさんからは、歎異抄の

「天神地祇も敬伏し、魔界外道も障碍することなし」

についての質問がありました。
特に、キリスト教では神、というのが言われますが、仏教にも神がいるのでしょうか?、という質問でした。

これは、仏教を学ぶ上で、よく知っておかねばならないのですが、仏教では、

諸神の上が菩薩
菩薩の上が諸仏
諸仏の上が阿弥陀仏、であります。

<阿弥陀仏>(無上仏とも言います)
 <諸仏>
 <菩薩>
 <諸仏>

親鸞聖人は阿弥陀仏から救われたら、その弟子の諸仏、菩薩、諸神が揃って、頭を下げて褒め称える、と言われています。

日本では、普通、神に向かって頭を下げます。
鳥居があるとなんとなく頭を下げたり、柏手を売ったりする人が多いですね。
家の壁に、鳥居が書いてて、なんでこんなところにかいているんですか?と家の人に尋ねたら
「立小便で困っていたんですが、これを書いてからピタッとなくなりました。ご利益がありますね」
と言っていたそうですが、人間の方から頭を下げるのが神だと思っています。

それに対して、
『天神地祇も敬伏する』
と仰った親鸞聖人のお言葉は驚きですね。

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