今日は、私が初めてアメリカに来た11年前から、ずっとお世話になっておられる方が、亡くなられたので、その葬儀を勤めさせて頂きました。
その方のご主人も、6年前に私が2回目にアメリカに来てすぐ、亡くなられ、とてもお世話になった方でしたので、とても悲しく、また悔しく思わずにおれません。
現在コロナ禍で、テンプルに集まっての葬儀はできないので、墓地の前で簡単な葬儀に終わりましたので、ご家族の方も残念だったと思います。
ご家族とも、お父さんの葬儀の時からずっと、縁が続いているので、やりきれない思いもありました。
日本から大変な中来られた家族もあり、久しぶりにお会いしたにもかかわらず、みなさんとても親しく私に声をかけて下さったり、よくしてくださり、とても有り難く思いました。
浄土真宗の葬儀は、亡くなられた方をご縁として、無常を念じ、目的のない人生の解決を果たすために仏教を聞かせて頂くご縁ですので、読経の後、頂いた『法名』の意味について、少しお話しをさせて頂きました。
『法名』の意味
ここで具体的な法名を、あげることはできませんが、法名というと、戒名とも言われて、死んだ人に寺にお金を払ってつけて貰うもの、と思われていると思います。
しかし、法名、とは、法とはダルマ、ということで、真実
つまり、真実の仏教を聞いて、真実の幸せになった人が、導いて頂いた善知識(正しい仏教の先生)からつけて頂くのが、法名の本当の意味です。
それまでは、この世の幸せを色々求めて、お金持ちになっても、地位や財産を得ても、幸せな家族を得ても、心から安心できない、満足できない。不安や不満がなくならない。
そういう心が、仏教を聞けば、心から安心満足できる、本当の幸せにガラリと生まれ変わります。
その心が生まれ変わった人が、善知識からつけて頂く名前が法名です。
亡くなられた方は、ご主人とともに、生前、真剣に仏教を聞き求めておられましたので、真の知識から法名を頂かれましたので、残されたご家族の方に仏縁あれかし、と念じて、英語で説明をさせて頂きました。
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