百聞は一見に如かず

『百聞は一見に如かず』には続きがあります。

『百聞は一見に如かず』には続きがあり、

百聞は一見に如かず。

百見は一考に如かず。

百考は一行に如かず。

百行は一果(効)に如かず。

百果(効)は一幸に如かず。

百幸は一皇に如かず。

漢書」趙充国伝から

この意味は 

『聞くだけでなく、実際に見てみないとわからない。

 見るだけでなく、考えないと自分のものにならない。

 考えるだけでなく、行動しないと変わらない。

 行動するだけでなく、成果を出さなければ講師の使命は果たせない。

 成果をあげるだけでなく、それが幸せや喜びにつながらなければ菩薩道を歩んでいることにならない。

 自分だけでなく、みんなの幸せを考えることが大事。』

この反対は、

『聞いただけで、分かったような気になる。

 見ただけで、できそうな気になる。

 考えただけで、やった気になる。

 行動しただけで満足して、結果が出ていない。

 結果がでていても、幸せにつながっていない。

 自分だけが幸せになっていて、周りの人が幸せになっていない』

『自利利他』が大乗仏教の根幹です。

最後の二つの、

『結果が出ていても、幸せにつながっていない』

仕事を頑張って、経済的には心配がなくても、幸せにつながっていない人。

そして

『自分だけが幸せになっていて、周りの人が幸せになっていない』人。

結構多いのではないかと思います。

皆さんは、いかがでしょうか?

他人を幸せに導くままが、自分の幸せになる。

『自利利他』の精神が、大乗仏教の根幹ですが、その真理はいつの時代でも、どこでも変わらないのだと思います。

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