金の冠をかぶったスズメの話⑴

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『財産を見せびらかすと身を滅ぼす』

今日、リベ大の両学長の動画を見ていたら、興味深い内容があったので、ここで紹介したいと思います。

有名なので、知っている人も多いかもしれません。

これは、ユダヤの聖典・タルムードに出ている話です。

ユダヤ人は、全世界の人口のわずか0.25%、ところがノーベル賞受賞者の20%、5人に一人がユダヤ人、という非常に優秀なことで知られています。私の尊敬するかのアインシュタイン博士もユダヤ人です。

その原因として、ユダヤ人の人たちは、小さい頃から、タルムードの教えを親から聞かせているからだと、言われています。

宗教が違いますが、何千年と続いてきた人類の智慧なので、私たち仏教徒、親鸞学徒も学ぶべき点があると思いましたので、紹介します。

内容はこのような話です。

ソロモン王は、ユダヤで最も有名な王様で、鷲に乗って様々な場所を視察した、と言われていました。

ところが、ある日、たまたま体調が悪くなり、鷲から落ちそうになってしまいました。

すると、それを見ていたスズメたちが何百と寄ってきて、ソロモン王が落ちないように体を支えたのです。

ソロモン王はスズメに『お前たちになんでも欲しいものを与えよう』

スズメたちは、いつまでも身を隠しておけるブドウ畑、いつでも水が飲める池、など色々な意見が出ましたが、

「ソロモン王と同じ王冠をかぶって飛んだら格好いいんじゃないか」

全員が「そうだ、そうだ」と賛成し、意見がまとまりました。

ソロモン王は「あまり良い考えではないな、考え直しては?」

と言いましたが、スズメは聞き入れません。そこで、

「それほど言うなら仕方がない」と、ソロモン王は、スズメたちの願いを叶えて、全員に金の冠を授けました。

話は途中なのですが、長くなりますので、一旦ここで、休憩したいと思います。

1、なぜ、ソロモン王は「あまり良い考えではない」と言ったのでしょうか。

2、良い考えではないならば、スズメたちはどうすればよかったのでしょうか?

ユダヤでは、タルムードを子供に読み聞かせる両親が、子供自身の考えをを聴きながら話を進めるそうですので、皆さんも一度考えてみてください。

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