親鸞聖人の教えの一枚看板が『平生業成』
親鸞聖人の教えの一枚看板は、平生業成と言われます。
平生業成とは、平生に業事成弁する、ということで、平生に人生の大事業が完成する、ということです。
人生の大事業、というと、スティーブジョブズとか、ジェフベソス、マーク・ザッカーバーグなどが、FAGAM、と言われる大企業を創設しただと思う人が多いでしょう。
もしくは、日本人ならば、秀吉が天下統一の事業を成し遂げた、とか、家康が徳川幕府300年の基礎を築いた、とか、歴史上の大事業を思い浮かべる人が多いと思います。
しかし、ここで大事業、と言われているのは、人生の大事業。
つまり人生の目的です。
人生の目的が、生きている現在ただいま、完成できる。これが平生業成の教えです。
正信偈の冒頭『帰命無量寿如来 南無不可思議光』
その教えを、ハッキリ書き表されているのが、有名な正信偈です。
『帰命無量寿如来 南無不可思議光』
どうしてこれが、平生業成を教えられていることになるのか。
これは、
『親鸞、阿弥陀仏に救われたぞ、親鸞、阿弥陀仏に助けられたぞ』
と親鸞聖人ご自身が言われていることです。
五つのことがわかります。
このお言葉から、以下のことがわかってくる、ということを今日、学ばせて頂きました。
1、救いは今である
2、一念でハッキリする
3、大きな喜びを表されている
4、永遠に続く喜びである
5、自利利他の御心から言われたお言葉である。
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