平生業成『平生に大事業が完成する』2021/11/07(日)

親鸞聖人の教えの一枚看板が『平生業成』

親鸞聖人の教えの一枚看板は、平生業成と言われます。

平生業成とは、平生に業事成弁する、ということで、平生に人生の大事業が完成する、ということです。

人生の大事業、というと、スティーブジョブズとか、ジェフベソス、マーク・ザッカーバーグなどが、FAGAM、と言われる大企業を創設しただと思う人が多いでしょう。

もしくは、日本人ならば、秀吉が天下統一の事業を成し遂げた、とか、家康が徳川幕府300年の基礎を築いた、とか、歴史上の大事業を思い浮かべる人が多いと思います。

しかし、ここで大事業、と言われているのは、人生の大事業。

つまり人生の目的です。

人生の目的が、生きている現在ただいま、完成できる。これが平生業成の教えです。

正信偈の冒頭『帰命無量寿如来 南無不可思議光』

その教えを、ハッキリ書き表されているのが、有名な正信偈です。

『帰命無量寿如来 南無不可思議光』

どうしてこれが、平生業成を教えられていることになるのか。

これは、

『親鸞、阿弥陀仏に救われたぞ、親鸞、阿弥陀仏に助けられたぞ』

と親鸞聖人ご自身が言われていることです。

五つのことがわかります。

このお言葉から、以下のことがわかってくる、ということを今日、学ばせて頂きました。

1、救いは今である
2、一念でハッキリする
3、大きな喜びを表されている
4、永遠に続く喜びである
5、自利利他の御心から言われたお言葉である。

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